うつむき姿勢と肩こり
人の頭の重さは体重の約10%です。
例えば体重が50kgの人の場合は頭の重さは約5kg。
頭が10度下に傾く度に5kgずつ加算されてゆくので、ちょっと頭を傾けただけでも頭の重さは倍の10kgになってしまいます。
頭が重くなると、首の負担が増えるので、筋肉は疲労します。
疲労のストレスから筋肉は緊張してしまい、血流が悪くなるのでコリが生じます。
頭の重さは、背骨の歪みにも影響を及ぼし、猫背や巻き肩、ストレートネックなど不良姿勢の原因になってしまいます。
後頭下筋群への負荷
後頭下筋群は三脚のように頭頸部を支えている筋肉です。
うつむき姿勢で負荷が増えると直接ダメージを受けてしまいます。
頭頸部の伸展、回旋の側屈の働きがあるので、この部位がコると、首の動きが悪くなってしまいます。
酷くなると動かす時に痛みが生じる場合もあります。
後頭下筋群は下縁から耳周りまでをまんべんなく緩めます。
頭蓋骨の下縁と頚椎が溶接されたようにコリ固まっていることが多いので、隙間を作るイメージでほぐします。
頭頸部への負荷
頸半棘筋と頭半棘筋は頭最長筋とともにうつむき姿勢で前傾した頭を支えます。
そのため常に緊張を強いられ、コリや頭痛の原因になる部位でもあります。
この部位も頭頸部の伸展と屈曲、側屈、回旋などおおよその首の動きを担っています。
慢性的な緊張状態で筋肉が固まってしまうとストレートネックの原因になる場合があります。
ストレートネックとは背骨と背骨の間にある椎間板が、頭の重みで変形してしまい、本来もっている湾曲を無くし、真っ直ぐになってしまう状態をいいます。
椎間板の変形を元に戻すのはとても大変なので、そうなる前の予防が大切です。
この部位は神経の大通りでもあるので、いきなり強い拇指圧は加えず、じわっと圧を滲ませるイメージでほぐします。
緩んできましたら、拇指揉捏で丁寧に緊張をほぐしてゆきます。
猫背と肩こり
頭が下を向くと背骨が後弯と言って後ろに丸く歪みます。
これが猫背です。
後弯の影響で肩甲骨が元の位置からだんだんと外側に開かれてゆき、背骨と肩甲骨の間にある筋肉が引っ張られコリが生じたり、不快な痛みを発するようになります。
猫背による筋肉の緊張
菱形筋と僧帽筋は本来肩甲骨を寄せる働きがあります。
肩甲骨が外側に開かれる=この部位が過度に伸ばされるので筋肉は緊張させられ、コリが生じたり、ダメージを受けるのです。
僧帽筋と菱形筋の肩甲骨を引き寄せる力は運動やスポーツにも使われています。
腕を後方に挙上させる動作はスポーツ以外にもジャケットに腕を通す時や、おトイレでお尻を拭く時など日常動作によく使っています。
伸ばされ過ぎてコリ固まった筋肉は、筋肉を緊張させる物質のせいで不快な痛みにさらされてしまっている場合があります。
コリと不快感を取り除くイメージでじっくりたっぷり押圧します。
「指が入る」くらいしっかり押圧します。
巻き肩と肩こり
外側に押し開かれた肩甲骨の影響で、肩関節が内巻きになると腕の上部前側と胸の筋肉がしだいに固着し、巻き肩を固定してしまいます。
胸筋や肩関節周辺の筋肉が圧迫され、コリが生じます。
肩甲骨がへばりついたようになるのも巻き肩が原因です。
巻き肩で影響を受ける筋肉
三角筋は物を上に持ち上げたり、体の側方に手を伸ばして物を取る時に使います。
ウェイトリフティングや砲丸投げなど大きな力を使うスポーツで活躍する筋肉です。
その分負担も大きく傷めやすい箇所でもあります。
大胸筋は大きな荷物を抱えたり、ロープなど上から下に引っ張る時に使います。
腕立て伏せや懸垂、柔道の投げ技やベンチプレスといった強い筋力を使う運動やスポーツで活躍する筋肉です。
周辺の筋肉に負荷の影響を与えてしまう部位でもあります。
三角筋と大胸筋が巻き肩で固着させられてしまうと、肩関節の稼働が狭くなってしまい、大きな力が出せなくなってしまいます。
しだいに筋力が低下し、血行不良からさらにコリの範囲は広がります。
胸部と三角筋の固着は仰向けで仕上げます。
胸筋の近くには大きな神経が通っているので、手の広い面で肩関節を包み込むようにします。
内巻きを戻すイメージで、肩関節から前腕までを外側に向かって転がすように揉捏します。
巻き肩の影響が広がると、上腕二頭筋まで内側に巻き込むように捻じれてゆきます。
捻じれた圧が腕の筋肉の中を通る大きな神経を圧迫し、不快な痛みを発してしまいます。
酷くなると手を握ったり肘を曲げる時に軽く痺れを感じるようになります。
ねじれ圧の影響は、背面部にある上腕三頭筋と、
上腕骨の上部に付着している小円筋、大円筋にも広がってしまいます。
ここまで広がると猫背と巻き肩が完全にロックされた状態になり、正しい姿勢に戻す妨げになります。
腕の神経の圧迫も強くなり腕の痺れや首の不快な痛みを感じるようになります。
上腕前側の捻じれは、肩関節ごと元の位置に戻すイメージでほぐします。
三角筋が拘縮していると血行が改善されにくいので、根気よく揉みほぐします。
体の使い方と肩こり
長時間のパソコン作業や運転
パソコンや車の運転、お料理など肘を90度に曲げながら行う動作は肩甲骨が持ち上がり肩に力が入ります。
長時間同じ同じ姿勢で作業を続けると、肩が力みっぱなしの状態になりコリが生じます。
肘を90度に曲げる時は僧帽筋上部と肩甲挙筋を使います。
長時間同の作業になると、この部位を緩やかに筋トレしている状態になるので、力こぶのように硬く隆起したコリになってしまいます。
まずは筋肉同士の境目を狙ってじわっと拇指圧迫を加えて表面を緩めます。
ここは肩こりのメインディッシュともえいる部分なので表面を緩めた後は、しっかりと深く押圧します!
キクゥ~って感じです。
力こぶのように硬く締まった隆起コリは、横向きにして仕上げます。
盛り上がった筋肉をならすように揉みほぐします。
腕の使いすぎによる疲労
腕の筋肉は肩関節に付いているので、腕の疲労は肩こりにも影響を及ぼします。
腕の筋肉の中にも、腕の付け根近辺にも太い神経が通っているので、腕コリの圧迫が神経を刺激して肩や頸に痛みが生じてしまうのです。
巻き肩の影響で三角筋や上腕の筋肉が捻じれた状態になっていると、神経への圧迫を受けやすくなってしまいます。
腕の痛みを伴う肩こりの原因の1つでもあります。
まずは、猫背や巻き肩で内旋させられた上腕部のコリをほぐします。
腕を動かす主要筋肉は、上腕骨の内側に付いているので、際まで丁寧にほぐします。
表面の緊張が緩みましたら、両手で包み込む把握揉捏で柔らかく、まんべんなくほぐします。
圧迫が強いとビリビリとした不快な痛みが起こるので、優しくほぐします。
ストレスと肩こり
ストレスを感じると交感神経が優位になり血管が収縮します。その結果血行が悪くなり、コリが生じやすくなってしまうのです。
ストレスが強く慢性的な肩こりの方は、めまいや耳鳴りといった不調が現れやすくなる恐れがあります。
肩関節を取り囲んでいる筋肉がコると、耳周りの血行やリンパの流れを悪くさせ、耳がむくんでしまうことで併発してしまう症状だからです。
筋肉の緊張や痛みを伴うコリにはリラックスが必要
さまざまな異変を教えてくれるサインですが、苦痛であることに変わりありません。
早めに楽になりましょう。
お風呂に入ったり、早めに寝たり、栄養バランスの良い食事を摂ったり、軽い運動を行う事は、
コリの対処としては適切ですが、
痛みを緩和するにはリラックスも大切です。
それは必要な事だけを頑張るとしんどいからです。
リラックスを得る方法は一人一人違いますが、
マッサージはけっこうリラックスを得られる方法だと思いますのでオススメです。
体の緊張が和らぐと、血行が良くなりコリの緩和に繋がります。
体が温かくなるととっても気持ちが良いので、
癒やされます。
もみっとのほぐし整体
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