企画│もみっとクイズ問題1

当店のLINE会員様に実施中の10月企画です。出題と答えを載せています。
よろしければ健康情報の1つとしてお役立て下さいませ。

問題1:骨盤が歪むとなぜ良くないのか?

A.洋服のサイズが合わなくなるから
B.背骨まで歪んでしまうから
正解は、Bの背骨まで歪んでしまうからでした。

骨盤の歪みタイプ

骨盤の歪みには大きく分けて3つのタイプがあります。

【骨盤後傾タイプ】
骨盤が後ろに傾いてしまうタイプです。

椅子に浅く腰掛けたり、
中腰ので作業が多かったり、
猫背が主な原因です。

骨盤の後傾

【骨盤前傾タイプ】
骨盤が前に傾いてしまうタイプです。

腰を反り返らせる姿勢(反り腰)や、
ハイヒールをよく履く方、
妊婦さんがなりやすいです。

骨盤の前傾

【骨盤左右差タイプ】
骨盤が上下に傾き左右の高さに差が生じます。

荷物やバックを片側で持つ(掛ける)、
信号待ちなど立位の状態で、どちらかの骨盤に体重を乗せてしまうなど、
日常繰り返し行っている動作の蓄積で歪みが生じるタイプです。

骨盤の左右差
正しい姿勢を保てなくなったり、日常の習慣が骨盤を歪ませてしまい、
骨盤の歪みが背骨の歪みに直結してしまいます。

背骨が歪むとどうなるのか?

背骨の歪みがコリを生じさせ、
筋肉の可動域が狭くなったり、内蔵を圧迫するので、体内の巡りまで悪くなります。

だんだんと健康が阻害され、コリだけではなく頭痛や目の疲れ、冷えやむくみ、不眠など様々な体調不良を引き起こしてしまいます。

更には椎間板を歪ませたり、ダメージを与えてしまいます。

椎間板とは、背骨と背骨を繋いでいるゲル状の組織で、クッションの役割をしています。

椎間板のおかげで体重が支えられ、激しい運動や重い荷物の負荷などにも耐えられています。

加齢とともに耐久性は低下してしまいますが、背骨の歪みの影響でもダメージを受けてしまいます。

椎間板へのダメージが原因の病気

【椎間板ヘルニア】
椎間板が飛び出し、周囲の神経を圧迫することで、さまざまな症状が現れる病気です。

要因として加齢や、椎間板への負荷が挙げられます。不良姿勢で日常的に負荷がかかり続けると発症のリスクが上がります。

【腰部脊柱菅狭窄症】
椎間板や椎骨が変形・変性してしまい、内部の神経を圧迫してしまう病気です。

足に痛みや痺れが起こったり、足がもつれたりなど運動機能の低下を招きます。

加齢や筋力の低下が主な原因ですが、下肢の血流不足でも似たような症状が起こります。

【腰椎すべり症】
椎骨と椎骨がずれてしまい、椎間板が突出し周囲の神経を圧迫してしまう病気。

腰痛や下肢の痺れ、痛み、歩行困難などの症状が生じます。

加齢などで腰椎の安定性が低くなる事が原因として考えられています。

腰椎や椎間板は変形や変性してしまうと苦痛や不便が生じ完治が困難なので予防が大切です!!

残念ですが、揉みほぐし整体では治療できないんです。

コリを和らげ、筋肉の稼働域を広げることで、
運動機能や血流の改善にはお役に立てます!

骨盤の歪みを改善するには?

まずは歪みの改善を妨げているコリをほぐします。

骨盤後傾タイプは、
腰から丸まる腰猫背になっているので、
胸腰筋膜がコリ固められています。

本来持っている伸縮性が低下し、腰を伸ばそうとすると痛みを伴ったり、酷くなるとぎっくり腰を起こしてしまいます。

筋膜は筋肉に比べると、痛みを感じやすいので
拇指圧でほぐす前に揉捏や、ストレッチで緊張を緩めます。

腰痛が緩和し、腰をスムーズに伸ばせるようになります。

骨盤後傾タイプはお尻が下がり、
裏腿が圧迫されてしまうのも特徴です。

大きな動力になるハムストリングスの動きが妨げられ、下半身の支えが弱くなります。

ハムストリングスは内側と外側で筋肉の質もコリ方も違うので、
中心の境目から丁寧にほぐし分けた後、
それぞれのコリをほぐします。

前屈がちょっとやりやすくなりますよ。ヒップアップ効果も◎

腰痛が楽になりましたら、
胸腰筋膜の伸縮性を回復させるために体操を行いましょう。
無理のない範囲で大丈夫です。
毎日行うとぎっくり腰の予防になります。

筋力が低下してしまったハムストリングスと臀筋にはスクワットがおすすめ。

慣れないうちは椅子を補助に使ってもOKです。
お尻をしっかりと突き出して行うと膝を傷めないですみますよ。

臀筋やハムストリングスが強くなると骨盤が安定し腰猫背が改善します。

骨盤前傾タイプ
腰から背中にかけて反らせるような姿勢になるため、脊柱起立筋郡が過度に緊張します。

背中が張るような苦しさを感じたり、酷くなると首にまで緊張が及び痛みを発する事もあります。

肩甲骨の下部から骨盤周りは特に緊張が強いので、念入りにほぐします。

筋肉のハリが緩み、呼吸が楽になります。

骨盤前傾タイプの方は骨盤に渡って付いている
腸腰筋が前側に過度に引っ張られています。

大腰筋が腰椎を引っ張るので腰痛を発する場合もあります。
大腿を持ち上げる働きが低下し、つまずきやすくなります。

腸腰筋は普段ケアされ慣れていない部位なので、
腹部に緊張や痛みが生じないように注意しつつ、
手掌圧迫でゆっくりじっくりほぐします。

腰痛の緩和♪
腿上げがスムーズになります。

ちょっとした空き時間や椅子を使って、
背中や腸腰筋、前腿のストレッチを行い、
筋肉が過剰に緊張するのを防いであげましょう。

腸腰筋の筋力回復には、
腿を持ち上げる、脚を引き寄せる筋トレがおすすめです。

椅子を使う場合は背中にクッションを当てるなどして姿勢の補助をするとより効果的です。

体幹筋肉である腸腰筋が強くなると姿勢も自然と美しくなります。

骨盤左右差タイプ
腹腔を支えている腹筋群のバランスが崩れています。

腰痛が生じたり、背骨の柔軟性が低下します。
慢性化すると上半身のバランスまで崩れてしまい猫背や巻き肩の原因にもなってしまいます。

腰背部のほぐしはもちろんですが、
骨盤の横ブレを防ぐために臀部の横(大転子)
硬くコリ固まっていますので念入りにほぐします。

大きな神経の基地が近くにあるので、
圧痛に気をつけながらほぐします。

骨盤を覆っている大殿筋その下層で骨盤を繋いでいる梨状筋にもバランスの乱れによる負担や緊張が及んでいます。

かなり硬くコってしまうので、
酷くなると梨状筋の近くを通る坐骨神経を圧迫し痛みや痺れを生じさせます。

梨状筋は手掌や拳など広い面を使ってほぐします。
臀部はハムストリングスと固着している場合が多いので、丁寧に揉みはがします。

腰痛や骨盤周りの違和感がスッキリします。

お尻と太腿を伸ばすストレッチで、
自分でも左右差を矯正することができます。

仰向けで寝た状態で、左右交互に踵を突き出す
体操もおすすめです。
左右均等を目指して行うのがポイントです。

四股踏みなど左右交互に脚を横にあげる筋トレで柔軟さと筋力をアップすることができます。

腹筋、背筋で腹腔(胴体)の支えを強くすると、
骨盤の安定に繋がります。

臀部と腰背部が強くなると大股で颯爽と歩けるようになります。

まとめ

骨盤と背骨は直結しているので骨盤が歪むと背骨も歪んでしまう
背骨の歪みは椎骨や椎間板の病気になる可能性が高くなるので予防が大切
コリをほぐしたり運動や体操で筋肉の稼働域を広げ、筋トレで骨格をサポートすると良い

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